蓄電池は、充電することにより、くり返し使うことができるバッテリーのことです。二次電池と呼ぶこともあります。
身近にあるものでは携帯電話の電池です。携帯電話の電池は、電池の容量が減ると充電してくり返し使うことができます。
そんな蓄電池に、東日本大震災以降、注目が集まっています。
福島第一原発事故により、全国の原発が停止され、一時的に夏の電力供給不足が懸念されていますが、蓄電池があればためた電気を使えるため、問題が解決されるからです。
太陽光発電に蓄電池が普及しない理由は?
ただ、現状として蓄電池を備えた太陽光発電システムは普及していません。なぜでしょうか。
国内に太陽光発電システムの導入がはじまった当初は、蓄電池を備えたシステムが販売されていました。しかし、蓄電池を通すことで電力ロスが生じることや、寿命が短いこと、コストが高いことなどで、蓄電器が普及していないのです。
現在普及している太陽光発電システムは、発電により余った電気を電力会社が高い値段で買い取る仕組みになっています。
つまり、現在の太陽光発電システムは、金銭的にはお得です。しかし、せっかくの自家発電ですから、電気をためておける蓄電池が欲しいところです。今後、性能の良い蓄電池ができることを期待したいですね。