ソーラフロンティア㈱とはあまり聞きなれない会社名という人も多いと思います。
しかし、女優の井川遥さんが、黒猫の着ぐるみを着た子供といっしよに出ている太陽光発電のCMといえば、わかる人もいるのではないでしょうか。
また、ソーラフロンティアという会社名は聞いたことがなくても、昭和シェル石油と言えば聞いたことがある人が多いはず。
実は、ソーラフロンティアとは昭和シェル石油グループで、太陽電池の研究開発も古く、1978年から行なっている会社なのです。
ソーラフロンティアのメリット
価格が安い
ソーラフロンティアの太陽光発電の嬉しい特徴は、価格が安いことです。
たとえば、4kwの太陽光発電を設置した場合、他社のメーカーより30万~50万円も安くなるといわれています。
なぜ安くできるのか。それは、太陽電池に使う素材に違いがあります。
多くのメーカーでは、太陽光発電に使う素材として結晶シリコンを採用しています。
しかし、ソーラフロンティアでは、銅、インジウム、セレンを使った化合物系の薄膜太陽電池を採用しているのです。
この化合物系は、結晶シリコンと比較すると約100分の1の薄さにできる特徴があります。
つまり、材料のコストが大幅に削減できるため、他社よりも安く販売することができるのです。
国内メーカー最長保証
ソーラフロンティアの太陽電池の保証期間は、非常に長く安心です。
国内メーカー初のモジュール出力20年保証を実施しています。
定めた出力値に対して10年で10%以上低下した場合、
または、20年で20%以上低下した場合、
太陽電池モジュールの追加、修理または交換を行なってくれます。
この長い保証期間が実施できるのは、ソーラフロンティアの太陽電池の耐久性の高さを裏付けることでもあります。
影にも強い太陽光発電
結晶シリコン系の太陽電池の場合、一部に影ができるだけで大幅に発電量が落ちる場合があります。
それは、一部のセルに影ができるだけでモジュール全体に影響が出てしまうためです。
しかし、ソーラフロンティア太陽光発電は、化合物系であるため、結晶シリコン系のような極端な影響はでない強みがあります。
そのため、電柱や電線、木や建物などにより影ができる場合は、発電量が大幅に落ち込まないソーラフロンティアの太陽光発電がおすすめです。
ソーラフロンティアのデメリット
出力や変換効率が低いので広い屋根が必要
ソーラフロンティア太陽光発電は、価格が安いメリットがある反面、出力や変換効率が低いというデメリットがあります。
つまり、結晶シリコン系の太陽光発電と同じ発電量を得るためには広い屋根が必要となります。